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副業の中には「せどり」という、安く買って高く売る副業があります。いままではリアル(ドンキや町中の商店)で購入したものをネットで高く売るような商売でしたが、昨今はネットで買ってネットで売る「せどり」も出てきました。
しかし、「せどり」って実際どうなの?
と、思う方は多いことでしょう。せどりは、実は「おすすめしない副業」です。やめたほうが良い理由を解説します。
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せどりをやめたほうが良い理由
せどりをやめたほうが良い理由はたくさんありますが、もっとも代表的な4つの理由をお伝えします。
「良いせどり」と「悪いせどり」、迷惑行為は心が痛みます
せどりには、社会に貢献する「良いせどり」と、社会に迷惑を与える「悪いせどり」が存在します。「良いせどり」を中心に活動していくのであれば心も痛まず社会貢献になり幾ばくかの収入も得られるので良いこと尽くしです。
しかし「良いせどり」と「悪いせどり」の見分け方は難しい。
しかも、「悪いせどり」は当たると金額が大きいため、せどりをする人の多くは、知ってか知らずか「悪いせどり」に手を染めてしまうことも少なくありません。たとえ法的には合法(またはグレー)だったとしても、いずれ心が苦しくなる日が来ます。
健康で文化的な明るく楽しい生活をするためにも、「悪いせどり」はしてはいけません。それでは、何が「悪いせどり」で、何が「良いせどり」なのか、具体例と一緒に見ていきましょう。
「悪いせどり」とは
「悪いせどり」とは、要するに「転売ヤー」です。多くの人が欲しがる限定された商品を買い占め、高値で転売する迷惑行為です。
メーカーが企画した限定商品(抽選)に転売目的で申し込んだり、品薄の人気商品を転売目的で買い占めたりします。これをやられると、その商品を本当に欲しい人が適切な価格で買うことができなくなります。
まさに大迷惑です。
たしかに、転売は元値の何倍もの値段が付くことがあり金銭的には「大儲け」できるかもしれません。しかし、これ、心が痛みませんか?自分が儲けている裏では、本来の価格で変えたにも関わらず自分のせいで買えずに高額を支払っている人たちがいるわけです。
今はよくても将来心が痛む日がやってきます。本気で、おすすめできない副業です。
「良いせどり」とは
「良いせどり」とは、付加価値をつけてあげるせどりです。もう少し平たく言うと、人の役に立つせどりです。素敵なせどりですね。
〇〇県でしか売っていない地場のニッチな商品を購入して、ネットで広く全国の方にお譲りする
その地域でしか入手できないものを全国の人が簡単に手に入るようにする付加価値をつけています。数に制限のある限定品でなければ、地域で買う人の迷惑にもならず、全国の人は、そこに行かなくても入手できるようになりますので、社会に貢献していますね。
広くは知られていない町の商店で仕入れた特定のものを購入して、ネットで広く全国の方にお譲りする
その特定の商品が欲しい人がいても、町の商店は広く周知されていないため、たどり着くことができません。
もしあなたが仕入れ、広く周知されるサイトで一般的に適切と思われる価格で販売した場合、その特定の商品が欲しい人が見つけることができ購入することができます。
特定の商品を探しているが見つけられなかった人に、見つける機会という付加価値をつけています。
「良いせどり」のつもりが、いつしか「悪いせどり」をしてしまう。
商売とは、安く仕入れて高く売ることが原則であり、「良いせどり」は困っている人にメリットがある(=付加価値をつけている)行為なのでこれだけであれば「せどり」もおすすめできますが、残念ながら「良いせどり」は収益が低く、情報収集も大変です。
また「良いせどり」と「悪いせどり」の判断が難しいケースもあり、利益を出したい「せどり従事者」は、つい見かけた「(実は)悪いせどり」に思わず手を出してしまうケースもあります。
真剣に「良いせどり」で収益化を目指していたつもりが、いつしか「悪いせどり」を行っていたとしたら、やはり、心が痛みます。
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法律違反になるリスクがある
営業活動の目的で「転売(※せどりを含む)」を行うことは「古物営業」になります。古物営業法第三条に従い、都道府県公安委員会から許可を受けなければなりません。
第三条 前条第二項第一号又は第二号に掲げる営業を営もうとする者は、都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)の許可を受けなければならない。
営業とは、該当の行為を継続して行うことになりますので、単発の転売(利用目的で買ったけれど、使わなくなったので売るなど)は該当しません。定期的にドン・キホーテに行って安い商品を仕入れ、ネットで転売するような行為は営業活動になります。
そのため、無許可で転売目的の営業活動を行うと法律違反になる可能性があるので、注意が必要です。
「古物営業」以外にも法律違反になるケースがあります。
- 特定興行入場券の不正転売(チケットの転売など)
- 詐欺罪にあたる場合(転売目的を隠し限定品を仕入れるなど)
- 迷惑防止条例違反に該当する場合
- そのほか各法令(薬機法や酒税法)に抵触する場合
法律(コンプライアンス)を守って営業活動を行うことが大切です。正しく把握していない初心者が軽々に手を出すことは、やはり、お勧めいたしません。
なにより、人様に迷惑をかけてしまう転売行為は心が痛みます。
赤字になるリスクがある(在庫リスク)
せどりを行うためには商品を仕入れて保管しなければなりませんので在庫を抱えます。
在庫は、売れなければ収益になりません。また仕入れ値以下で売ってしまっては損失が出ます。商売において在庫を抱えるというのは相応のリスクと見なされます。さらに、在庫を補完するスペース代も必要になります。
せどりは、在庫を抱える必要がある分、赤字リスクが付きまとう副業と言えます。
商品が売れてから、商品を仕入れる無在庫販売という手法があります。実は、無在庫販売(無在庫転売)は違法ではありません。しかし、ネットなどでの多くの販売サービスでは「在庫を持たずに出品する行為」を禁止しています。
規約違反になるだけではなく、(手元に商品がないため)画像を流用などした場合、著作権法違反になるかもしれません。
主な「在庫を持たずに出品する行為」を禁止しているサイト
- ヤフオク
- Amazon
- メルカリ
そもそも稼げない
そもそもせどりで稼ぐのは大変です。数々のリスクがある中で、さらに「稼げない」となったら本末転倒ですね。せどりを成功させるためには、必要なスキル・要素があります。主なものは下記です。
- 売れる商品を見つけ出すリサーチ力とリサーチする時間
- 回転率(在庫保持期間が短い)商品を見つけ出すリサーチ力とリサーチする時間
- 商品を仕入れる資金
- 商品を仕入れるための時間(リアルで購入するのであれば商店に出向く時間)
- 適切な在庫管理能力と、利益計算能力
これらを満たし継続して収益を上げていける自信はありますでしょうか?単発なら儲けることはできたとしても、継続していかなければならないとなると大変です。ましてや大きな赤字になるリスクもあるとすれば、やはり、お勧めできる副業ではありません。
また「せどり」は、常に働き続けなければならないフロー型の副業です。仕入れ~保管(在庫)~販売を繰り返し続けることで継続します。働き続けることはなかなか辛いですね。できれば、一度仕組みを作れば自動的に収益が生まれるストック型の別の副業に力を入れたほうがチャンスは大きいかもしれません。
せどりではない!おすすめする副業
いままで解説してきた通り「せどり」は副業としてはおすすめしません。
おすすめしている副業は、継続して収益を上げていくことができて、資産と呼べるべきストック型の、インターネットを使ってできる副業「ブログ・アフィリエイト」です。
ブログ・アフィリエイトは、決して楽に稼げる副業ではありませんが、収入の方法を確立することができれば、自分の使える時間で進めていける副業にもってこい!の方法です。
- 副業として始めやすい
- 収入源を複数持てる、転職に有利なスキルが身につく
- 匿名でできる
最初はなかなか成果が出ずに諦めてしまう人も多いブログ・アフィリエイトの副業ですが、中には月に5万、10万円と副収入を得ている人もいます。
月に10万円の副収入があれば、生活が楽になるのはもちろんのこと、年間ためれば120万円(※所得税を支払う必要があります)、旅行や、ちょっと大きな買い物にも使える金額になってきますね。
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