AFFINGER6 ではページの右下に「トップへ戻る」ボタン(丸いアイコン)が標準実装されています。
標準のボタンとは別に、ページ下に「トップへ戻る」ボタンを配置して、押下時にスクロールしながらページ最上部へ戻る機能の実装方法を紹介します。
ポイント
「トップへ戻る」ボタンの実装は、直帰率の改善に効果的です。
AFFINGER6 は、サイト作成、SEO 対策などの機能が豊富であり、カスタマイズ方法が簡単であることから、初心者から上級者までをカバーする WordPress の代表的なテーマです。
目次
[トップへ戻る] ボタンの実装イメージ
[トップへ戻る] ボタン
本記事で紹介する [トップへ戻る] ボタンです。
ページ下部にボタンを配置し、クリックでページが上にスクロールして、ページの上部に戻ります。
ポイント
文量が多い記事などの場合に、記事を読み直したいユーザの操作利便性(ユーザビリティ)を向上します。
記事を読み終えたユーザが [トップへ戻る] ボタンを意識することでクリックにつながります。
サイト上部のヘッダーカードに導線を繋げ、ユーザのサイトからの離脱を防ぐ効果に期待します(Bounce Rate の改善効果を期待します)。
AFFINGER6 の標準の [トップへ戻る] アイコン
AFFINGER6 は標準でページの右下に [トップへ戻る] アイコンを実装しています。
ページを少し下にスクロールすると右下に丸いアイコンを表示して、クリックすると、(比較的ゆっくり)ページの上部に戻ります。
記事を読んでいる途中に先頭に戻りたいときに便利ですが、ちょっと目立ちにくい(気が付かない)。
[トップに戻る] ボタンの両方を併用するのが、両方のメリットを活かし、デメリットを補完していてよい方法だと思います。
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[トップに戻る] ボタンの実装方法
今回は、AFFINGER6 の機能を最大限に活かして、すべてのページの下部にボタンを設置する方法として紹介します。
※ [STINGERタグ管理プラグイン] を利用します。
■ Step.1 ボタンの画像を用意する
[トップに戻る] ボタンの画像を用意します。自分で作るか、フリーや有料のサイトから用意します。
(クリックすると実際に動作します)
※ 上記の画像の流用はお控えくださいますようお願いします(著作権は当サイトが所有しています)
■ Step.2 フッター用の STINGER タグを用意する
WordPress の管理画面から [STINGERタグ] を新規作成して、任意の名前を付けてください。(ページフッターがわかる名前にするとよいです)
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■ Step.3 画像とコードを入力する
STINGER タグの本文にテキスト形式で次のコードを埋め込みます。
■ イメージを表示するコード例です
<figure class="wp-block-image size-large">
<p id="my_pagetop">
<a href="#">
<img class="xxxxxx" src="(トップへ戻るのイメージのURL)" alt="" />
</a>
</p>
</figure>
[(トップへ戻るのイメージのURL)] は、イメージのURLに置き換えてください。
※ WordPress の編集方法(通常の方法)でイメージを貼りつけても良いですが、<p id="my_pagetop"> ~ </p> でリンクと画像をくくることが必要です。
■ クリックでスクロールさせるコード例です
<script>
$('#my_pagetop').click(
function () {
$('body,html').animate({scrollTop: 0}, 'normal');
return false;
}
);
</script>
■ 保存します
コードを入力して STINGER タグを保存します。
この際、「閲覧できません ( Forbidden access )」と表示されて保存できない場合があります。その場合は、以下の記事を参照してください。
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■ Step.4 各記事の下方に、作成した STINGER タグを設置する
各投稿記事の最後に作成した STINGERタグを貼り付けます。
STINGERタグにしておくことで、コードを一括して管理することができるため、変更したい場合(画像を変えたい、スクロールのスピードを変えたいなど)、タグの内容を変更することで前ページに変更を反映することができます。
完成です。
まとめ
AFFINGER6 を有効活用して、[トップに戻る] ボタンを実装する方法です。
- AFFINGER6 の標準の [トップに戻る] と、本記事の [トップに戻る] の併用が有用です
- [トップに戻る] ボタンは離脱率(直帰率、Bounce Rate )の改善を期待できます
- [トップに戻る] ボタンは STINGER タグと組み合わせることで前ページを一括して管理できて便利です
[トップに戻る] ボタンは有用ですので、ぜひ、実装してみてください。
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