WordPress で記事を書いていく中で、HTML / CSS も一緒に使ってみたい方へ!
【第9回】では、CSS を使って画像を動かす、アニメーションするなど、面白いことをいろいろやってみます。
目次
CSS を使って画像を動かすサンプル
画像を左から右に動かしてみます。
画像を CSS で左から右に 400ピクセル動かしています。再生回数を無限にしています。
アニメーションを利用することで、次のような演出も可能になります。
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※ スクロール等で、要素が画面表示されてからアニメーションを開始させるには別途 JavaScript での実装が必要になります。
画像をフェードイン表示する、画像をズームイン表示するなどもアニメーションの一つです。
それでは、WordPress 上で、実際に簡単なアニメーションを実現してみましょう!
CSS を使ってアニメーションさせる方法
WordPress で画像をアニメーションさせる場合は、画像にクラスを指定して、CSS でアニメーションを指定します。
■ Step.1 画像に クラス名 を指定する
「記事編集画面」で、画像・イメージのプロパティで「高度な設定」の中にある「追加CSSクラス」にクラス名を記載します。
ここでは仮に「myTestImage」を記入しています。
■ Step.2 CSS を記載する
「記事編集画」面で、「カスタムHTMLブロック」に CSS のコードを貼り付けます。
以下のサンプルコードを貼ってください。
<style>
.myTestImage{
animation: name_animTest 3s infinite;
}
@keyframes name_animTest {
0% {
transform: translateX(0px);
}
100% {
transform: translateX(400px);
}
}
</style>
■ Step.3 動かしてみる
プレビュー画面で動かしてみましょう。
次の画像のように、左から右に動いたら成功です。
楽しいですね!
アニメーション CSS の説明
■ 「animation」プロパティ
動かしたいイメージに「myTestImage」クラス名を付けました。このクラスに対して、「animation」プロパティを設定しています。
.myTestImage{
animation: name_animTest 3s infinite;
}
「animation」プロパティで「アニメーションをすること」と指定しています。
値の意味は次の通りです。
name_animTest | どのようなアニメーション(変化)をさせるかを設定するために、名前を付けます。 ここでは「name_animTest」の名前を付けていますが、「test1」でも「sample_anima」でも任意の文字列を付けることができます。 ※この文字列は、後ほど使います。 |
3s | アニメーション(変化)させる秒数を指定しています。「3s」で3秒です。 開始から終了までの時間を指定します。 |
infinite | 「アニメーション」を無限に繰り返す指定です。 指定しない場合、アニメーションは1回で止まります。 |
■ アニメーション(変化)の指定「@keyframes」
どのようなアニメーションをするかを「@keyframes」で指定します。
@keyframes name_animTest {
0% {
transform: translateX(0px);
}
100% {
transform: translateX(400px);
}
}
「@keyframes」でアニメーションの方法を指定します。「@keyframes」の後ろに、「animation」プロパティで指定した名前を記載します。
ここでは、先ほど指定した「name_animTest」を記載しています。
「0%」や「100%」は、アニメーションの開始と終了の間の「地点」を表します。
「0%」は開始直後、
「50%」はちょうど真ん中、
「100%」は終了時点です。
「0%」のアニメーション開始時に「transform: translateX(0px);」でX軸(横位置)は 0px の場所を指定し、「100%」のアニメーション終了時に「transform: translateX(400px);」 でX軸(横位置)は400px の場所を指定しています。
最初の「animation」プロパティで、アニメーションの時間を「3s(3秒)」と指定していますので、3秒かけて横に0pxの位置から400pxの位置まで画像が移動します。
いろいろなアニメーションを作ってみる
CSS の部分を書き換えることで多様なアニメーションができます。いくつかサンプルを見てみましょう。
■ ズームイン
画像をズームインしながら、フェードイン(ボワっと表示)しています。
<style>
.myTestImage {
animation: name_animTest 3s infinite;
}
@keyframes name_animTest {
0%, 20% {
transform: scale(0.5);
opacity: 0;
}
95% {
transform: scale(1);
opacity: 1;
}
100% {
transform: scale(1);
opacity: 0;
}
}
</style>
「scale」は大きさを表します。「scale(0.5)」は大きさ50%、「scale(1)」は100%の大きさです。
「opacity」は透明度です。0で透明(見えない)、1で非透明(完全に見える)です。
- 0%~20% の間は、「opacity: 0;」なので見えません。「scale(0.5);」なので、大きさは50%になっています。
- 20%~95% の間は、「opacity: 0;」 →「opacity: 1;」 とアニメーションしますので、ぼんやり表示していきます。さらに 「scale(0.5);」 → 「scale(1);」とアニメーションしますので大きさが50%→100%に変化します。
- 95%~100% の間でぼんやり消しています。
■ 下から現れてちょっと上下にブレる
下から現れて、上まで行ったらちょっと上下にポコポコ移動します。
<style>
.myTestImage {
animation: name_animTest 3s infinite;
}
@keyframes name_animTest {
0% {
transform: translateY(140px);
opacity: 0;
}
50% {
opacity: 1;
transform: translateY(0);
}
60% {
transform: translateY(30px);
}
70% {
transform: translateY(0px);
}
80% {
transform: translateY(20px);
}
95% {
transform: translateY(0);
opacity: 1;
}
100% {
opacity: 0;
}
}
</style>
「translateY」で、Y軸(縦)の位置を変えて移動させています。
■ くねくねさせてみる
ぐにょんぐにょんクネクネさせています。
<style>
.myTestImage {
animation: name_animTest 3s infinite;
}
@keyframes name_animTest {
0% {
transform: skew(0deg, 0deg);
}
10%, 60% {
transform: skew(5deg, 5deg);
}
20%, 70% {
transform: skew(-4deg, -4deg);
}
30%, 80% {
transform: skew(3deg, 3deg);
}
40%, 90% {
transform: skew(-2deg, -2deg);
}
50%, 100% {
transform: skew(1deg, 1deg);
}
}
</style>
「skew」で画像に角度を付けています。プラス方向とマイナス方向に交互に角度を付けることで、クネクネさせています。
まとめ
CSS では、画像などをアニメーションさせることができます。
- 画像にクラス名を付けます
- animation プロパティでアニメーションの時間や属性を指定します
- Keyframesでアニメーションの動きを指定します
多様な動きで表現することができますので、記事のデザインが楽しくなりますね、
■ 最初から読む
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