検索表示されていない過去の記事が放置されていませんか?
今現在、埋もれてしまった過去の記事でも、リライトを行い記事を再生することでサイトに有益な記事に変わるチャンスを秘めています。適切なタイミングで適切な記事を適切な方法でリライトしていくことは、サイト(ブログ)を運営していくうえで必要であり重要です。本記事では、リライトのタイミング、リライトのコツとポイントを紹介していきます。
目次
リライトとは
リライトとは
リライトとは、既に公開している記事について「記事の趣旨」は保ったまま、「タイトル」「抜粋(リード文)「見出し・構成」「内容」を直していくことです。
タイトル | ・検索エンジンにより適切に評価されるようにタイトルを直す ・ユーザがクリックしたくなるようなインパクトのあるタイトルに直す |
抜粋(リード文) | ・ユーザの課題にヒットし、解決策を知りたい(クリックしたい)と思わせるリード文に修正する |
見出し・構成 | ・見出しの最適化、構成の最適化を行う |
内容 | ・内容をより充実させるとともに、不要な記載を削除する ・使っている画像を適切な画像に差し替える |
リライトの必要性
個々の記事の検索順位の向上を行い、サイト全体の評価を上げるためにリライトが必要です。
- 個々の記事をより検索上位の記事に成長させる
- 全く読まれていない記事を活性化する
- 記事全体のパワーを上げることで、サイト全体の評価向上を計る
リライトのタイミングは
リライトはドメインパワーが付いてきてから行う
リライトは、ドメインパワーが付いてきたタイミング(50記事以上~、検索ページ1ー2枚目にちらほら記事が見えてくるころ)から、継続的に行います。
ドメインパワーが付いていない初期段階(ブログを始めて3か月、半年など)は、リライトよりも「記事の量産」に注力します。記事を量産することで、検索エンジンに対してサイトのパワー(熱意?)が伝わるとともに、数討てば当たる方式でいくつかの記事が検索上位に入るようになり、記事に「色」が付いてきます。記事の色の違いがリライトの対象(選別)をする指標になり、また リライトが効果を発揮するタイミング となります。
個別の記事の検索順位の変動に一喜一憂しない(すぐにリライトしない)
Google などの検索エンジンは定期的にエンジンのアップデートを行っているため、突然記事の順位が大きく変わる場合があります。また何らかのミスで検索対象が狂った場合、同じく記事の順位が大きく変わる場合があります。記事の順位変動は一過性の場合もありますので、焦らずしばらく経過を見守ることが大切です。
また、リライトを行う場合でも、検索順位が安定するまでは原因や傾向がつかめませんので、検索順位の変動に関しては一喜一憂せずに、検索順位変動の「大局的な流れ」を見るように心がけます。「上がってきたなー」程度の 緩やかな流れに沿って順位を上げていくリライト が理想です。
リライトの対象記事は
リライトは 検索順位を上げたい記事 を対象に行います。
狙っているキーワードで検索した場合に表示される位置(検索順位)ごとに記事を分けて選別します。
検索順位別記事の種類 | リライト要否 | 概要 |
---|---|---|
検索順位1~5位 (検索1ページ目の上半分) | 不要 | 既に検索順位評価上位のため特にリライトを意識する必要はありません。ライバルも常に上位を狙ってきますので、検索順位は継続的なウオッチを心がけます。 |
検索順位6~10位 (検索1ページ目の下半分) | 必要 | 1ページ目に入っているのでユーザの目に入る確率は高いです。クリック率を上げるためのリライトを心がけます。 |
検索順位11~20位 (2ページ目) | 必要 | 2ページ目のためユーザがたどり着く確率が下がっています。記事自体の評価を高めるリライトを心がけます。 |
検索順位21位以下 (3ページ目以降) | 必要 | ユーザが記事の存在を認知するのが難しい状況です。タイトル(キーワード)、リード文などを含めて、検索エンジン、ユーザの方向性に合わせた大胆なリライトが必要です。 |
記事別リライトのコツ・ポイント
リライトの基本精神
リライトの目的は検索順位の向上ですが、そもそも記事は 読者(ユーザ)に読んでもらい読者の疑問を解決すること が本来の目的です。
どんなに良い記事を書いてもユーザの目にふれなければ意味がありませんので、検索順位の向上は必要ですが、最終的には 読者の満足度が高い記事 が評価を高く保ちます。そのため、リライトに対しては、読者ファーストの意識 を大前提に行います。
記事別のリライト方針
リライトとは記事の検索評価のステージを上げること
リライトするということは、記事の検索評価の「ステージ」を一つ上げることを目的としています。
検索評価(B)(1ページ目下)の記事を検索評価(A)(1ページ目上)に上げて記事を盤石とするのはもちろんですが、検索評価(C)(2ページ目)の記事は、ステージを一つ上げて検索評価(B)(検索結果1ページ目に表示されること)を目指します。それぞれのステージ間には見えない大きな壁がありリライトで2階級特進をすることは難しく、リライトでは検索順位を緩やかに上げていことを目指します。
検索評価(B)(検索結果6~10:1ページ目下)のリライト方針
検索評価(B)の記事は、検索エンジンのキーワード評価は高いもののユーザがクリックしたくなる要素が上位記事(検索評価(A)の記事)に劣っている状態です。
1ページ目に表示されていることで記事の内容、タイトルのキーワード選定にはおおむね問題はないと判断できますので、クリック率を上げるために「タイトル」と「抜粋(リード文)」をユーザがクリックしたくなる内容にリライトします。
- ユーザの目に留まる印象的な(インパクトのある)タイトルにリライトする(※)
- 思わず記事の内容が知りたくなるような抜粋(リード文)にする
(※)タイトルを修正すると検索順位に大きく影響する場合があります。リード文を修正し様子を見て、更なるリライトが必要な場合にはタイトルを修正するようします。効果的なタイトルの作り方は次の記事を参考にしてください。
検索評価(C)(検索結果11~20:2ページ目)のリライト方針
アフィリエイトなどの記事のほとんどは 1ページ目に表示されてからが勝負 のため、検索評価(C)の記事は野球で言えばベンチ要員です。とにかく1ページ目に表示されることを目指します。スタメンになりましょう!
記事を1ページ目に表示させるためには、記事全体を包含的に直します。うっかり順位を落とさないように丁寧に直していきます。
- タイトル、リード文は適切に修正する
- 見出し・構成に違和感あれば修正する
- 記事の内容を充実させる(読み応えのある記事に直していく)
- 内部リンクを見直す(拡充する)
記事の完成度があがれば、いずれ1ページ目に表示される日も遠くありません。
ポイント
検索結果1ページ目まで記事を成長させるためには、ユーザへの露出を高め記事訪問数を上げることも必要です。リライトとは異なりますが、SNSなどを利用して(リライトした)記事を紹介し、記事の露出を広げていく工夫も重要です。
検索評価(D)(検索結果21以下:3ページ目)のリライト方針
検索評価(D)に位置する記事は残念ながら検索結果で勝負する土俵に立てていない状況です。
特に検索しても検索結果に表示されない記事は、検索エンジンの評価軸に沿っていない可能性もありますで、タイトルや内容をダイナミックに修正していくのも一つの手段です。タイトルはより効果的なキーワードを含める、より狭いキーワードに焦点を当てなおすなどを工夫してみてください。
- タイトル、リード文はダイナミックに変えてもよい
- タイトルに有効なキーワードを追加してより狭い範囲を狙うのも効果的(※)
- 見出し・構成、記事の内容を充実させる(読み応えのある記事に直していく)
- 内部リンクを見直す(拡充する)
ドメインパワーが十分ではない状態で大きなキーワード(ビッグキーワード)を狙っている場合、検索結果に記事が表示されません。キーワードを追加してロングテールキーワードを狙うようにリライトすることも必要です。
キーワード選定のコツは次の記事を参考にしてください。
まとめ
記事は定期的に見直し、必要に応じて記事のリライトを行い検索順位を上げていく必要があります。
- リライトは、個々の記事の検索順位の向上を行い、サイト全体の評価を上げるために行います
- リライトはドメインパワーが付いてきてから行います
- リライトは読者ファーストの意識をもって行うことが前提です
- リライトとは記事の検索評価のステージを上げることです
既に公開済みの記事は、内容(元ネタ)があるため修正しやすく(書きやすく)、思っている以上にリライトは楽しいことが多いです。特にブログを始めたばかりの記事はリライトで大きく生まれ変わりますので、リライト作業を楽しみながら行うことをおすすめします。
Enjoy!リライトでリボーン(Reborn)リボーン(Reborn)!