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個人事業主として開業すると屋号を持つことができます。屋号があると「屋号名での銀行口座」を開設できるようになります。
個人事業主としての事業収入・事業支出と、生活費の口座を分けておくと確定申告や税務調査でメリットがあることはもちろん、将来的に「法人」になるときの審査が通りやすくなります。
ところでブロガーやココナラ・クラウドワークスなどで副業をしている場合、どこまで「屋号名での銀行口座」を登録できるのでしょうか。
本記事では、ASP などのサービスで、屋号付き銀行口座を登録できるか?を解説します。できるサービスとできないサービスがあります。
屋号での銀行口座の登録可否一覧
個人事業主が「屋号名での銀行口座」を登録できるかどうか、主なASPや、お仕事系サービスについて一覧にしています。
サービス | 登録可否 | 概要・条件 |
---|---|---|
A8.net | 条件あり | 口座名義に氏名(フルネーム)が入っていること。 |
もしもアフィリエイト | 可能 | 「登録情報の変更」ページの会社名の欄に「屋号」を入力。 |
ココナラ | 可能 | 登録情報で「個人事業主」を選択する。 |
クラウドワークス | できない | 本人名義以外の銀行口座を登録することはできません。 |
note | 可能 | 法人口座でなくとも「法人」を選び、「法人名(全角)」欄にまとめて入力。 |
「A8.net」は条件ありで屋号での銀行口座の登録ができる
A8.net の場合、登録している「フリガナ1」が口座名称として利用されるため、そのままでは「屋号名での銀行口座」に変えることはできません。「フリガナ1」を変えるためには「個人名」も一緒に変える必要があります。
個人名を変える場合には、A8.net への申請が必要です。
- 「会員情報の修正」画面を表示する
- 「※やむを得ない理由により変更を希望する場合はこちら」から変更を申請する(【C:入力間違いの訂正】を選択)
- 「屋号の追加」という理由を添えて申請する
- 変更希望のご名義については、空白(スペース)なしで登録する
- 屋号+氏名(または屋号+代表+氏名)のような登録になる、フルネームをすべて登録する必要がある
- 漢字とカナ氏名は読みが完全に連動する内容でなければならない
銀行口座名称が「屋号+代表+姓(のみ)」の場合などは、フルネームになりませんので、登録できません。(フリガナ1が口座名義になるため)
詳しくは「婚姻等により氏名や口座名義に変更があった場合」に説明がありますので見ながら登録すれば簡単です。
「もしもアフィリエイト」は屋号での銀行口座の登録ができる
「もしもアフィリエイト」の場合、「登録情報の変更」ページの会社名の欄に(「個人事業主」でも)「屋号」を入力して、口座情報を登録します。
- 「登録情報の変更」ページの会社名の欄に屋号を入力する
- 屋号名の銀行口座に登録変更する
「ココナラ」は屋号での銀行口座の登録ができる
ココナラの場合、登録情報で「個人事業主」を選択することで屋号を登録することができます。
- 出品者情報登録で「個人として出品」を選択し、名義分類で「個人事業主として出品する」を選択すると、「屋号」「フリガナ」を入力できる
- 「屋号+個人名」の口座の登録を登録した場合には、屋号情報を「屋号+個人名義」で登録する
- 個人事業主は「屋号・フリガナのいずれか」と「振込先銀行口座名義」が一致すれば、口座情報の登録ができる
詳しくは「ココナラのヘルプ ー 振込先口座の名義に関する注意点」に説明がありますので見ながら登録すれば簡単です。
「クラウドワークス」は屋号での銀行口座の登録ができない
クラウドワークスの場合、個人で登録している場合は本人名義以外の銀行口座を登録することはできません。
ただし、法人登録であれば、法人口座の登録が可能です。法人登録に切り替える場合は「基本情報編集」にて法人に変更します。
「本人確認済み」を実施済みの場合に、個人/法人、氏名、住所、会社名(法人の場合)のいずれかの項目を変更した場合は、 「本人確認済み」が取り消されます。再度、本人確認書類の提出を行い本人確認をする必要があります。
- 「個人事業主」を「法人」として登録することについては本人の判断になり、クラウドワーク側では判断されません。
「note」は屋号での銀行口座の登録ができる
登録画面で(個人ではなく)「法人」を選択することで(個人であれば姓名欄がでるが法人の場合は異なり)入力欄が1つのみ表示されるので、こちらに屋号付きの名称を入れることが可能です。
※利用したい口座名義にあわせて入力フォーマット(個人 or 法人)を選ぶことができる
- 個人情報の登録画面で「法人」を選ぶことで、入力欄が一つになるので、ここに屋号付きの名前を登録する
- 「口座名義カナ(全角)」欄にも、金融機関に登録されている口座名義のフリガナをそのまま正確に入力する必要がある
登録した口座名義カナ実際の口座名義と完全一致しない場合は振り込まれないため注意が必要。
個人事業主だからこそ、おすすめする副業
個人事業主は本業の仕事のほかに、別の仕事をすることに制限がありません。会社が副業を認めていないなどの制限が無いことから、リスクヘッジのためにもできる仕事はしておくべきです。
おすすめの副業は「ブログ・アフィリエイト」です。
「ブログ・アフィリエイト」とは、自分のブログを開設し企業の広告を貼ることで、読者が広告をクリックして商品を購入した場合に紹介報酬が手に入る副業です。
人気の出るサイトであれば、大きな収益が期待できることも。ストック型の収益モデルのため、作業時間以上に収益をあげられる可能性がある副業です。
ブログ・アフィリエイトの始め方がわからない場合でも手順通りやれば大丈夫、具体的な手順は以下を参照してください。
まとめ:個人事業主「屋号」付き銀行口座を登録する方法
個人事業主で「屋号」付き銀行口座が登録できるかどうか?また、登録する条件や方法はサービスごとに異なります。各々の条件に従い登録が必要です。
- 「A8.net」は条件ありで屋号での銀行口座の登録ができる
- 「もしもアフィリエイト」は銀行口座の登録ができる
- 「ココナラ」は銀行口座の登録ができる
- 「クラウドワークス」は銀行口座の登録ができない
- 「note」は銀行口座の登録ができる
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